ナチュラリズム  自然の持つちから

  人が自然を感じることで安堵感に浸れるのは、ありのままの姿をさらけだしてくれている包み隠さない優しさに触れることができるからでしょう。

 人工的に作られたものはそれはそれで便利でもあり、美しくもあります。しかし自然の持つシンプルさに勝るものはないような気がします。

 ナチュラリズムの考えはそのまま自然から得るシンプルさに繋がっていきます。

 ナチュラリズムを追及した住宅として欠かすことができない素材に無垢材があげられます。無垢材は木の種類により色調・木目の出方・質感・艶・硬さ・香りなど様々な違いがあります。ひとえに無垢材といっても選択する材によって住宅の印象が違ってくるわけです。

注文建築をする場合、ナチュラリズムの家づくりにとって重要な無垢材を選ぶ楽しさを味わうことができます。たとえば小さな子供がいる家庭であれば床材に使う無垢材は傷のつきにくい堅い材を選んでみたり、明るめの色の材のほうが子育て環境に向きます。大人の空間を演出するのであればダークトーンで落ち着いたチーク材やカリン材などを用いると壁の白とのメリハリの利いたコントラストで締まった空間に仕上がります。明るい色調と独特の節の印象が和んだ雰囲気を作り上げてくれるパイン材もナチュラルな住宅にはよく用いられる無垢材のひとつです。

自然でありながらシンプルな造りの住宅は住む人の心を『癒(ゆう)』へと誘ってくれます。珪藻土は天然素材の中でも優秀な役割を果たす建材のひとつです。クロスの使用をやめ、珪藻土を用いて塗り壁に仕上げれば、壁に息を吹き込むことができます。珪藻土の持つ吸湿性がまさに呼吸する壁となるわけです。また保温性にも優れていることから四季の区別のはっきりとある日本の風土にみごとにマッチしている素材であることが言えます。

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