昔の家

近くに築200年を超えた古い住宅があります。

市の文化財として公開されることになり、見に行きました。

大分の土地ということを考慮しても広い敷地に大きな平屋の建物で驚くほど明るく美しい家でした。

外周りを一周してみると、基礎の部分に違和感をおぼえました。

石が置いてある上に柱が立っています。そして床下には空間が広がり、向こう側からの明かりが見えます。

基礎の立ち上がりどころか、基礎すらありません。

昔の家はそうやって塚石の上に柱を立てていたようです。

地震が起こったら石から柱が滑り落ちて倒壊するのではないかと思ったりします。

実際にはどうなのでしょう?おそらく関東大震災の時にはそれで家が倒壊した人が少なくなかったと思います。

でも、建物の重量がしっかりと柱と石をつなぎとめて滑らないようにも考えられているのだと思います。すごい知恵です。

そして昔の家は土と木と草と石とで作られているとよく言います。

土は土間などに見られるように地面に敷いて利用したり、壁の中身がそうだったりします。

竹を組み、土を塗り、その上から漆喰を塗るのが昔良くあった壁の構造です。

そして、建物の本体のほとんどは木でできています。

窓など昔はなく、すべてが障子や襖や木戸でした。

そして床はたたみ。これが草です。屋根はかわらか茅葺か、となるとやはり草や土になりますね。

一つ一つを見てみるとみんな天然素材です。

昔の家は何もしなくても健康住宅だったことがわかります。

どこからどうなってあんなに化学物質ばかりを使った家造りに変わってしまったのでしょうか。

友人が大分でリフォームしたときに健康を意識した住宅にしていました。

現代で起こる様々な問題は少しだけでも昔に戻ると解決できることが多いように思うのは私だけでしょうか??

健康住宅を考える

風邪を引くと窓を開けるのがいやになりますが、換気をしないと風邪菌が部屋中に蔓延してしまいます。

インフルエンザならなおさら。

換気もしなければならないのに、熱は高いし風邪は冷たいし、換気なんてしたくないと思うかもしれません。

健康住宅に使われる材料のひとつ、漆喰は空気環境を良くしてくれますが、それだけではありません。

空気清浄の効果もあり、インフルエンザウィルスを漆喰の壁に塗布すると2分で98%が死滅したしたという報告がありました。

実際に口蹄疫や鳥インフルエンザの予防や殺菌に使われたのは漆喰の材料と同じ石灰でした。

石灰の殺菌力に目をつけた無添加住宅の秋田社長が実験した結果が「インフルエンザウィルスを漆喰の壁に塗布すると2分で98%が死滅した」というデータです。

あながちうそではなさそうですが、ちょっと疑いたくなるようなデータですよね。

このデータを信じたとして、小さなお子さんがインフルエンザにかかって高熱を出しているときに窓を開けての換気をしなくても言いということになりはしないかと思うのです。

逆に、窓を開けることで花粉や何か他のものも入ってくるかもしれないと思ったら窓を開けなくて済むこの漆喰はやはりすごいのではないでしょうか。

漆喰には花粉を除去する機能はないと思いますが、化学物質による刺激がないのでくしゃみや鼻水を抑えることができるのではないかと思います。

思いがけないところに思いがけない効果があるのは自然素材のいいところなのではないでしょうか。

品川区で戸建ての中古物件を購入した親戚も購入後のリフォームを漆喰などを使った健康住宅仕様でおこなって、その空気感を楽しんでいるようです。

大分で中古マンションを購入した友人も同じようにしていました。

おすすめの住宅会社
山形の住宅会社 無添加住宅を手掛けるホームスイートホーム

天然資源を守る

2,30年前まで自宅の水道が井戸水だった人が多少はいると思います。

上水道が普及するまでは井戸水しかなかったはずなのですが便利な時代になったと思います。

今でも簡易水道と言って、集落のみんなで引いている水道もあります。

上水道からではなく湧き水や井戸水を使っています。

日本は上水道も発達しているし、きれいな水がたくさんあり水の宝庫と言っても過言ではないでしょう。

なので余計に水を大事にしなければならないと思うのです。

外国に行くと、水はお金を払って買うものだったりして、水道の水はまず飲めません。

日本の水道も無料ではありませんが、ペットボトルの水を買うよりは格安だと思います。

そして日本では豊富な水資源を利用して様々な工業が発達したとも言われています。

時計はスイスが有名ですが日本製のものも負けてはいません。

これはきれいな空気ときれいな水がもたらす恩恵なんだそうです。納得できますね。

先日水源となるダムが水不足で干上がっているところを見ました。

このままでは上水道が出なくなってしまうかもしれません。

でも、まだ給水制限などの話は聞かないので余裕がなく見えるけれど余力があるのでしょう。

私たちは水を身近なものとして手軽に、豊富に使うことができます。

でも、決してそれを軽く考えずにすべてにおいて天然資源を大切にすることを考えるようにしていかなければならないと思います。

資源は無限ではありません。忘れないようにしなければならないと思います。

床下換気口がなくなった理由

床下の換気をするために基礎の立ち上がり部分に「床下換気口」がついている家が少なくなっているのに気がついていますか?

この、床下換気口は床下の換気をして湿気を逃がし、シロアリがわいたり、柱や垂木が腐ったりしないようにする役目をしています。

ですが、最近、床下換気口に代わる基礎パッキンというものが出てきて床下換気口がついている家は少なくなってしまいました。

それには理由があります。

まず、基礎の立ち上がりを作るときに手間がかかること。

これはあまり大きな理由にはならないかと思います。

実際のところは阪神淡路大震災が起こったときに倒壊した家屋を調べたら、この床下換気口からヒビが入ってそれが原因で倒壊した建物が多かったんだそうです。

その後から、基礎パッキンなどの通気法で基礎には床下換気口の穴をつけないほうが地震に強い家になるということで床下換気口は次第に見かけなくなってしまいました。

もちろん、ある程度の築年数以上たった家にはありますし、新築でもついている家もあります。

この床下換気口、網のようなもので動物などが入れないような工夫はありますが、実際には壊れたところから入り込んだ猫などが床下に住み着くといったことも少なくないようです。

床下換気口をつけない施工は基礎を強くするばかりでなく、害虫や動物の侵入も防ぎ、丈夫な家造りに一役買っています。基礎パッキンの使用でシロアリを防ぐことができるのでクロルピリホスなどの体に有害な殺虫剤を使うことなくシロアリ防除ができるのも健康住宅には必要なことではないでしょうか。

シロアリを防ぐには

シロアリは建物にとって天敵ともいえる害虫です。

人に優しい家は虫にも優しいので防虫剤など使わない分害虫も発生する確率は高くなります。

しかし、シロアリに食べられると建物のダメージが大きく、後々大変なことになりかねないのでシロアリの進入だけは防ぎたいところです。

以前、家の基礎といえば布基礎と言って建物が乗る立ち上がりの部分だけがあり、床下は土などの地面が見えていました。

この基礎は地面からの湿気が上がってきて床下部分の柱や垂木などがシロアリの被害に遭ったりすることが多くありました。

最近の基礎はベタ基礎が多く、これは地面に防湿シートを貼った上でコンクリートを流します、こうすることで床下からの湿気を防ぎ、シロアリの発生も防げます。

そして、床下の換気をするために基礎パッキンというものを基礎と土台の間に挟みます。これは樹脂のものなのですが通気をさせることができて、床下に湿気をためません。

そうすることによってシロアリも発生しにくくなります。

100年位前の家は塚石という石を置いてその上に柱を立てていました。

今のように金物でとめたりはしていません。

床下はこちらからあちらまで見渡せるようなつくりでした。

そのため、通気が良く、害虫の発生は少なかったのでしょう。

しかし、直下型の地震が来たときには、そのまま柱がずれて塚石から落ちて傾いてしまう可能性はあったと思いますが。

シロアリは湿気を好むのでまずは風通しを良くして乾燥させることが一番効くのではないかと思います。

柿渋

秋も深まり、あちらこちらの家の庭で柿がたわわに実っています。

たくさん実がついたまま、放置されている柿の木は収穫のできる元気な人がいないのか、それとも渋柿の木なのか・・・、余計なお世話ですが。

子供の頃、祖母の家にあった柿の木はとても甘い実をつけて毎年収穫が楽しみでした。

でも、ある年、木から取ってそのまま口に入れた柿の実はまだ熟しておらず、渋くて大変な思いをしたことがあります。

この柿渋、防虫や防蟻の効果があり、無添加住宅では毒性の強いクロルピリホスの代わりに柿渋を塗ります。

この柿渋は着色にも使われるし、撥水の効果もあります。

昔、かさの素材が紙だった頃、この柿渋を塗っていたそうです。

染物などにも使われます。

防虫の効果については渋柿の成分、タンニンがたんぱく質を分解する力を持っているので、それを知っている虫たちは近寄ってい来ないというわけなのです。

どういうことかというと、渋柿を食べたときに、口の中が渋くてざらざらになります。

それというのはタンニンが舌のたんぱく質を破壊してしまうからなのです。

虫のからだもたんぱく質でできています。

タンニンに触れて体が破壊されたら、小さな虫のこと、命がありません。

それを本能で知っているからこそ、虫たちは柿渋を塗ってあるところには近寄ってこないのです。

そうは言っても、害虫はどこからともなく侵入してきます。

本物の健康住宅ならば、なおさらです。

人のからだにやさしいということは虫にもやさしいのです。

からだにやさしい住宅ということで工務店の集客にもやさしいです。

健康住宅に住むためには虫との共存も必要になるのかも知れません。

家の寿命

今、日本の家は30年もすると建替えの時期がきます。

柱や小屋組みなどの構造躯体は100年持つといわれている木造住宅も、ともすると25年くらいたってしまうと建替えの希望が出てきます。

今、住宅ローンを組む人のほとんどが35年ローンで考えていますが、30年しかもたない家を建てたら、ローンの支払いが終わる前にまた新築をしなければならなくなってしまいます。

構造躯体は100年もっても30年で建替えようという話になってしまうのはどうしてでしょうか?

それは接着剤の寿命が関係しています。合成接着剤で固められた建材に使われているこの接着剤はおおよそ20年から25年で寿命が尽きてばらばらとはがれ始めてしまうからです。

そうなるとリフォームで床やクロスの貼り替えを検討する人もいれば新築に建替えるという人も出てきます。

こうして不要になった建材は処分されますが、ゴミを増やしていることにもなると気付かない人は多いのです。

スクラップ&ビルド。

壊しては造るの繰り返しを日本人は続けています。

今になって二酸化炭素の削減なんて言われても、根本を正していかないと減らせるわけがありません。

昨年から始まった「長期優良住宅制度」は<よいものを造って長く大切に使う>をコンセプトに100年もつ住宅を建築するように呼びかけ、様々な優遇をしています。

税金面の優遇や金利の優遇がある住宅ローンもあります。

管理記録を残したりと面倒な点もありますが、いいことだと思います。

また不動産物件で中古住宅や中古マンションを探す場合、築年数が経っている物件は売買金額が安くなっていることが多いですが、

躯体や構造がしっかりした状態なのか見極める必要があります。

今まで消費に慣れてきた日本人がどこまでこの制度に乗って本当に100年、建てた住宅を維持していくのか、100年後に生きていないのが残念です。

珪藻土を使った健康住宅

漆喰も健康住宅によく使われますが、並べて考えられるのが珪藻土です。

どう違うの?と質問されることがよくあります。

漆喰は石灰石が原材料なので山のものですが、

珪藻土は珪藻という名前のプランクトンの死骸が海底に沈んで長い時間をかけて堆積した粘土状の泥です。

そしてこの、珪藻土は自分で固まる力を持っていません。

なので、接着剤を混ぜる必要があります。

でも、問題なのがこの接着剤です。

せっかくの珪藻土も化学接着剤を使って固めるのでは何の意味もなくなってしまいます。

おまけに、この接着剤の寿命が切れて劣化するとばらばらになってしまいます。

粉に戻るとまではいかなくても、壁が落ちたのでは大変なことになります。

それに対して漆喰は原料の石灰石が水と混ぜることによって化学変化をおこし、施工後は接着剤を加えなくても自分で固まる力を持っています。

二酸化炭素との化学反応で長い期間をかけてもとの石灰石に戻っていきます。

ということは石のようにどんどん固くなっていくということです。

面白い話だと思いませんか?

珪藻土を使うのであれば、接着剤にもこだわらないと意味がないということをわかってもらえたでしょうか。

接着剤には海草のりなどの天然素材もありますが、

接着剤の寿命が珪藻土壁の寿命だということを理解して使う必要があります。

からだにいいと聞くものもふたを開けてみるといろいろなカラクリに包まれて見えなくなっているだけの場合があります。

新潟の新築注文住宅会社では空気環境や健康にこだわった家づくりを行っていますが、

家づくりに使われる建材をお客様に説明することでどのように使われるのかを知ってくれることこそが大事だと考えているそうです。

知れば知るほど面白いと思いませんか?

ホルムアルデヒドは本当に悪者か?

よく健康住宅というと、「この住宅に使っている建材にはホルムアルデヒドを押さえた<F☆☆☆☆(フォースター)>のついた商品を使っています。

シックハウス症候群に配慮しているので安心です」という営業の人がいます。

このひと、本当はホルムアルデヒドのことなんて何も知りません。

このホルムアルデヒドは他のものに比べて毒性の低い化学物質です。

ホルムアルデヒドは空気中にもあるし、しいたけやりんごにも含まれています。

そして、水溶性なので体内に入っても尿と一緒に排出されます。

本当に怖いのは脂溶性、脂に溶けるタイプの化学物質です。

これは体内に入ると、分解されることも排出されることもなくそのまま蓄積されていきます。

ではなぜホルムアルデヒドが悪者にされてしまったのでしょうか。

このホルムアルデヒドは建材の中で防虫剤の役目をしています。

その防虫剤を他のものに切り替えればいいだけだからです。

それにホルムアルデヒドは数ある化学物質の中でも排除が楽にできるものだからです。

どういう意味かというと国の法的規制はホルムアルデヒドとクロルピリホスの2種類しかなく、後の何万種類とあるもののうちその二つを含めた13種類だけに指針値を決めたというなんともお粗末なお話です。

その13種類を使わない、もしくは指針値以下に抑えて使う、ということだけですべて解決してしまうのです。

なので何も知らない営業の人はF☆☆☆☆がついていればいいと思っています。

そして、すべてにF☆☆☆☆がついていれば「健康住宅」と言ったりしてしまうのです。

F☆☆☆☆の規制対象はホルムアルデヒドだけ。

そして、そのホルムアルデヒドは本当は悪者でないとしたら、本当の悪者はどこにいるのでしょうね。

火災の死亡原因

起こっては困ることですが、住宅が火災にあって、死者が出た場合の死亡原因は何が多いか知っていますか?

一口に焼死ということもありますが、その多くが一酸化炭素による中毒死です。

それは何意味しているかというと、今の建材は燃えると猛毒の青酸ガスを出します。

それを吸ってしまうとからだがまひして動かなくなり、逃げることもできずに焼死してしまう、もしくはガスを吸ったことによって死亡してしまう、というものです。

恐ろしくて悲しいことです。

よく火災訓練で火災で逃げるときにはぬらしたハンカチを鼻と口に当てて逃げましょうなんていいますが、実際火事が起ったら水道までハンカチをぬらしに行けというのでしょうか。

そんなことをしている間に一酸化炭素中毒でからだが動かなくなってしまいます。

火災は起こさないに越したことはありませんが絶対に大丈夫とは誰にもいえません。

二階から飛び降りて骨折したという話も聞きますが、火災の中、動くことができて本当に命拾いをしたと思います。

これも最近の家造りに使われている化学建材による悲劇です。

昔の家のように木と土と草でできていれば火災になっても有毒ガスは発生しません。

煙の色を見ても、化学建材を燃やすと真っ黒い煙が出ますが、無垢の木を燃やすと白い煙が出ます。

最近の学校は焼却炉をおかなくなったといいます。

これは今から十数年前、埼玉県でゴミを焼却するときに出るダイオキシンが大問題になりその後の措置ではないかと思いますが、今は何を燃やしても有毒ガスが出てしまうということなのでしょう。

火災にあったときの事まで考えて家の材料を吟味する人はあまり知りませんが、もしものときにもこれだけの差が出るということは知っておいても損にならないでしょう。